第1回道路雪氷広場勉強会 開催報告
道路雪氷広場の第1回勉強会は遠藤八十一氏の講演を話題の中心に据えて雪崩の基礎について勉強した。雪崩メカニズムや対策工の基礎となる話題で活発な質疑や議論を交わし理解を深めた。また、対策柵の課題や研究計画等について以下のプログラムに示す題名で3氏による話題提供、また会場からも秋田谷氏による雪崩の予兆現象を示す写真の紹介があるなど、活発な質疑応答があった。開催案内とプログラムを以下に示す。
道路雪氷広場第1回勉強会
雪崩対策施設の設計において、グライドやクリープなど斜面積雪の基礎を理解することは重要です。しかし、雪氷対策に関わる技術者が全て斜面積雪の物理を理解しているわけではありません。道路雪氷広場の第1回勉強会では、雪崩対策の基礎となる斜面積雪の物理的な性質を勉強するために、元森林総合研究所主任研究官の遠藤八十一様を お招きして、斜面積雪のグライドについてお話しを伺います。
■日時:平成21年12月14日(月)14時00分~17時
■場所:寒地土木研究所1階講堂(札幌市豊平区平岸1条3丁目)
■開催機関:
主催:道路雪氷広場
共催:(独)土木研究所寒地土木研究所、NPO法人雪氷ネットワーク
■プログラム
道路雪氷広場の設立について .....道路雪氷広場 設立発起人代表 竹内政夫
講演:「斜面積雪のグライドに関する基礎知識」
.....元 森林総合研究所 遠藤八十一
質疑
話題提供:「雪崩柵の列間斜距離に関する課題」
.....(株)雪研スノーイータ-ズ 大槻政哉
質疑・討論
話題提供:「雪崩柵の柵間距離に関する野外実験」
.....寒地土木研究所 松下拓樹
:「切土小段の雪崩抑制効果に関する室内実験」
.....寒地土木研究所 横山博之
質疑・討論
17:00 閉会