第4回道路雪氷勉強会

第4回道路雪氷勉強会の開催について

 第4回道路雪氷研究会は、アルプス雪崩研究所長の若林隆三氏をお招きします。若林隆三氏は林学から雪崩の研究に入られた方で、信州大学教授を退職後も山岳関係者の雪崩講習会を継続して主宰し、高速道路、鉄道およびスキー場の安全対策を指導・助言することを続けられています。長年さまざまな研究活動をされてこられましたが、その中から今回は特に世界の雪崩対策をテーマに講演をお願いしました。また、若林氏は信州大学で趣味のピアノを授業に取り入れ学生の人気を博したことでも知られております。話題提供としては、北海道の雪崩を対象に最近発刊された「雪崩対策に関する技術資料(案)」について寒地土木研究所松下拓樹研究員に紹介していただきます。

開催要項

■日時: 平成22年6月11日(金) 13:30~15:40
■場所: 寒地土木研究所 1階 講堂
■開催機関:
 主催:道路雪氷広場(事務局:NPO法人雪氷ネットワーク)
 共催:(独)土木研究所寒地土木研究所
■プログラム:
(1)講演「北半球雪崩防止工現場を四十年歩いて」  アルプス雪崩研究所長 若林 隆三氏
(2)話題提供「雪崩対策に関する技術資料(案)の紹介」寒地土木研究所 雪氷チーム 研究員  松下 拓樹
■申込〆切:平成22年6月4日(金)
■申込先:氏名、所属、メールアドレスを記載の上、下記宛にeメールでお申込ください。
寒地土木研究所 坂瀬 94239@ceri.go.jp

■若林隆三氏 略歴
1940 京都生まれ
 62 北大農学部卒
 64 京大院農学修士以後、京大助手、北大助手、スイス国立雪・雪崩研究所留学(71-73)、農水省森林総研科長などを経て信大農学部教授(94)。
2005 定年退職し現職。
長野県白馬村在住。(1981~2004 旧姓 新田)

[社会活動]
サバイバル雪崩講習会を創始・指導(73~)、高速道路、JRおよびスキー場雪崩安全対策コンサルティング(77~)。
日本雪氷学会理事・雪崩分科会長、同評議員、文部省登山研修所講師、日本勤労者山岳連盟雪崩講習会主任講師、などを歴任。
現在 (社)日本雪氷学会北信越支部評議員、国土交通省中部地方整備局防災ドクター。

[受賞]
1970 日本雪氷学会平田賞
 97 日本測量協会関東支部論文奨励賞
2000 雪崩災害防止功労者表彰(第1号受賞者・建設省)
 04 日本雪氷学会功績賞
 07 日本雪氷学会北信越支部大沼賞

[著書]
『雪崩の世界から』(古今書院)
『雪崩の掟』(信濃毎日新聞社)
など。